私は空を見上げていた
いつもあの人のことを考えている
私の初恋の相手

その人はダンスをやっていて踊っている姿についみとれてしまう
名前はわからないだってダンスの時はいつも自分のことで精一杯だからだ

今頃あの人は何をしているんだろう…
そんなことを考えていると
「おい! 亀澤‼どこみてる!この問題解いてみろ!」
ビクッ
「わ…分かりません…」
「ちゃんと授業に集中しろ!」
「…はい」
そ…そうだ今は授業中なんだ
ははは…
キーンコーンカーンコーン
「今日はここまで!」
「起立!」
「ありがとうございました」

「ねぇねぇユメどうしたの?」
由紀と美香
が駆け寄ってきた
「うん…ちょっとね…」
「あ!まさかまたダンスのあの子のことかんがえてたの?」
由紀はするどい
「あー顔赤いー」
「え?本当?」
「ウソウソ!慌てるってことはそうなんだね」
私はしかたなく頷いた
「それでそれで!その子って名前なんていうの?」
興味津々に美香がきいてくる
「まだ…わからない…入ってまだ一週間だし」
「それもそうか」
切り替えた様に由紀が
「思い切って聞いちゃえばー?」
とからかう様にいう
「無理だよー」
「でもその子ってあの人気グルーブ(フィリーズ)のバックダンサーもやってるんでしょ?」
「ユメそういえばフィリーズの侑君のファンだよね?」
「うん!」
「どんなかんじか聞くかんじで話して見れば!?」
「うん…頑張って見る」
どうしよ…無理だよ
「あっ!ゴメン、ユメウチら居残りだから先帰ってて!」
「そうなんだ…じゃっバイバーイ!」
「ユメまたあしたね!」
「うん!ユキとミカもがんばって!」
「うん!」

帰り道やっぱり彼のことで頭がいっぱい…
ああーどうしよう…