そんな事考えてる間にもっさんとめっちゃうちとけてるし。

「昨日のテレビなにみた?」とか「今日の占い1位だった」とか…。

さゆちゃんって見た目ギャルっぽいのに意外と気が合ってる!
仲良くなるの早いなぁ。

「のあちゃんって好きな人いないの?」

「えっ!?」

急に話をふられたので声が裏返ってしまった…///

「あのね〜のあは、ゆうムグッ!?」

もっさんがあたしの変わりに答えようとしてたのをあたしは必死でもっさんの口を押さえそれを阻止した。

「ちょっと!」っと言って軽く睨むと申し訳なさそうにごめん、ごめんと謝ってきた。

「ゆう…?」

さゆが不思議そうに首を傾けてこっちを見てきた。

「えっ!?なんの事?!それより唯斗くんの事聞きたいな!」

自分でも分かるぐらいばかな話の変えかた…

「まぁいいや、唯斗くんはね…―――ガラガラガラ
あっ!」

ちょっとざわついていた教室が一気に静まりかえった。そして女子達がドアの方を見て黄色い歓声をあげている。