―高校1年の春―
  のあside
あたしは高校生になった。
今、いっちばん大事なクラス表を友達と見ている。だって、有希と同じクラスかきになるじゃん…。

「有希のクラスは…1の3だ。あたしのクラスは――――――。」

嘘でしょ…。
そこに書かれていたのは――1の2だった。
「最悪〜!!」

あたしがため息を漏らすと
「どぉしたの?」

と声をかけてくれたのは小学校からの大親友の
桜 もえ(通称 もっさん)だ。目はとっても大きな二重で髪をポニーテールの活発な子だ。
し・か・もちょー天然!
だから男子にモテるのか…。うんうん(´Д`)

「なにが最悪なのぉ?あたしでいいなら相談のるよ?」
あたしが一人でニヤニヤしてるのを不思議に思いながらも、そう聞いてきた。

なんて優しいんだと心の中で思いながらも

「ありがと〜☆実はね、有希とクラス別れたの…。最悪だよ…。」

もっさんはよしよしとあたしの頭を撫でた。

「まだ隣のクラスなだけましだよ。だってクラス5クラスもあるんだよ?てか、あたし達が一緒なのもすごいよね。」

嘘っ!?あたし達一緒!?ヤッターO(≧∇≦)o
まぁもっさんと一緒なだけ良かったかなw

――ガラガラ

さっそく教室に入るとまだ8人くらいしか来ていなかった。あたしの席は…。あった!うわっ最悪…あいうえお順であたし1番前かぁ ついてないな(・ε・)
お隣りさんの名前は 神崎 唯斗君 あっ、この人小学校の時転校してきた人だっけ…?意外とかっこよくなかったっけ?