「先生が・・・ッ」 そう言った瞬間、さっきと同様に唇が重なった。 「名前」 「へ?」 「名前で呼んで」 先生はまた真っ直ぐに私を見つめた。 そんな瞳で見つめられたら、逸らせないよ・・・。 「わ、私も、は、春人・・・・・・さんッ」 また重なった。 「呼び捨てだって」 そう言った時には、視界が反転し、背中にベッドの柔らかい感触。 「は、春人・・・が・・・」 その後なかなか“好き”って言うことが出来なくて私はやっとのことで言葉を絞り出すと、 「す・・・き」 「帯って解くの結構大変なんだな」