彼の向かった先はラブホ。



私の許しもなく、駐車場に入って、バイクのエンジンを切った。



「・・・私は!!?」


「・・・留奈さんを癒したんだ…。今度は俺を癒してよ」



「そ、そんなコトはできないわ!!」



私の腕を強引に掴もうとする佐久間君。



私は彼のスニーカーを思いっきり、踏みつけた。



「いてぇ~」


彼が手を離した隙に慌てて、私は逃げ出した。