哲さんの毒舌に、顔を阿修羅の如く歪める梢ちゃんママ。



「止めて…哲さん」
あまりの恐怖で声も出てこないけど、精一杯、声を振り搾って、哲さんの上着の袖を引っ張る。


私の身体が恐怖で震えていた。
梢ちゃんママの顔を直視できない。


私…幼稚園に行けないーーー・・・



「…あずささんも性急だな…すいません。哲子さん…穴埋めはキチンとしますので今夜はお許し下さい」


「サクヤ!!?」


「留奈さんも申し訳ございません」


「・・・」


佐久間君は梢ちゃんママと共に彼女のテーブルに行ってしまった。