佐久間君が私たちのテーブルに戻って来た。



「申し訳ございません…。大切なお客様もんで…」


「サクヤのいちばんの得意様だってコトは知ってるわよ!」


平身低頭の佐久間君を哲さんは容赦なく責めた。


「哲さん・・・」


私は佐久間君の立場を考えて、二人の間に割って入る。



「!?岳君魁君ママじゃない!!?」



「!!?」



私たちのテーブルに梢ちゃんママが乱入。



「え、あ…」



「あら?そこのオカマの哲子さんの知り合い?」



「私はオカマじゃないわ!乙女…アラフォーのクセに…あんたはいい歳したオバサマでしょ?」



「まあ~!?」