《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*

「て、て、哲さん!!!?」


私は哲さんを追い駆けようと立ち上がる。


佐久間君は腰を上げた私の左腕を掴む。


「座ってて…そうでなきゃ~俺、他のテーブルに行っちゃうよ…留奈さん」


「あ・・・」

それは困る。
佐久間君がいなくなったら、哲さんに怒られてしまう。



私はソファーに腰を下ろした。



「しかし、ゲイバーの常連さんとは…留奈さん…真面目そうに見えて、実は夜遊びしまくってんだ」


やっぱり、私の予想通り、佐久間君に誤解された。



「これには深い事情があって・・・」


「事情?何かな?」


佐久間君の瞳は好奇な光を輝かせる。
そして、私の顔に顔を近づけた。