《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*

私と哲さんの間に佐久間君は座った。


鼻腔を擽る甘い香りのする佐久間君。



「哲子さんが来店されるの…心待ちにしてました。俺の望み通り…こんなステキな方を連れて来ていただけで、嬉しいです」


佐久間君は哲さんに礼を言う。



「いいのよ~。サクヤのお願いだから~」
哲さんは思いっきり可愛い声で返していた。


目の前の哲さんは本当に乙女。


「哲子さん…アイメイク変えました?」


「えっ!?あ…そう言えば…留奈ちゃんのメイクに集中しちゃって…マスカラ付けるの忘れてたわ!!?」


突然、頓狂な声のトーンに変り、立ち上がった。



「待ってて!!サクヤ…」
私と佐久間君をふたりにして、お手洗いに消える哲さん。