「車なんてどうでもいいわよ!!私の心を傷つけておいて・・・」



これから取引先の行くんだぞ~。勘弁してくれ。


あおいは堪えていたキモチを爆発させて、俺にぶつけて来た。



「・・・」


あおいが真剣に俺との結婚を考えているコトは理解していた。


でも、あの頃の俺は仕事のコトしか頭になくて、結婚なんて考えていなかった。



「なあ~落ち着けよ!!…時間だってないんだ…。そのコトは仕事が終ってからゆっくりと話をしよう~なっ」



「・・・それもそうね~。ゴメンなさい…」


あおいはいきなり、仕事モードに。
動揺してる俺はあおいの切り換えの素早さに目が点になった。