「人生のパートナーにはなり損ねたけど…仕事のパートナーとしてよろしく。捺」



「・・・」



「おい?あおい…スカートの丈短いぞ…それにブラウス胸元が開き過ぎた…」



「あれ?いつから捺はオンナの好みが変ったの?」


「・・・」


あおいは俺よりも饒舌で、強かな性格。


欲求不満の俺はあおいのセクシー系のカッコに鼓動を高鳴らせた。



「林元さん…仕事の引継ぎに移ります」



「はい」



設楽の隣のデスクの椅子に腰を下ろすあおい。



留奈以外の女にドキドキするなんて、心が浮ついた証だ。


俺は脳裏に留奈の顔を浮かべて、高鳴った鼓動を必死に静めた。