《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*

「岳…魁君あてのチョコの中に入れた手紙読んだのね…そうでなきゃ、バラ園に来るはずないもんね…サイテー」



「・・・」


藤間は俺の一斉一代の告白を最後まで聞かずに…踵を返そうとする。



「待てよ!俺はお前がスキなんだ!!勝手に手紙読んで食ったのは謝る…。でも俺は…マジで…」



俺は藤間の左腕を掴んだ。



俺はそのまま、強引に、藤間を自分の胸に引き込む。



藤間が瞼を閉じた瞬間、大粒の涙が頬を伝った。


その涙でーーー・・・
切ないけど…


藤間が魁にマジだったと理解した。