「でも…俺の条件を呑むなら、諦めてもいい」



サクヤは交換条件を提示。



「俺は留学がしたい。海外でインテリアの勉強がしたい。でも金が無い。俺にその金をくれるなら、諦めてもいい…」



20歳のサクヤは恋よりも金らしい。



「どう?桐生社長」
サクヤは斜に構えて、俺を見つめる。



「・・・」



サクヤの存在に脅威を感じる俺。


留奈を信用してないわけじゃない。



唯、怖かった。