「まだまだ、サクヤの身体は回復してないんだから。手短にお願いね。捺」




ヤツに付き添う哲が俺たちの間に割り込む。



哲は今…サクヤに惚れている。



そんなキモチがヤツを気遣う哲の態度から溢れていた。



「これからどうするつもりだ?店に戻るのか?」



「それは多分…無理だ…」



「なら、どうする?」



「捺…サクヤは私が面倒見るわ!!」



「・・・哲さん…俺と社長を2人にしてくれない?」