逃げれば逃げるほど、二人が俺に懐かなくなるのを分かってて。



「ゴメン…留奈1人に二人の育児を任せてしまって…」



「捺…!?」



「これからは…俺も出来るだけ…育児に参加する」


「ありがとう・・・」


俺は留奈の顔に顔を寄せる。


額を擦り合わせ、そのまま唇を重ねた。



軽く啄ばみ、そのまま深く…留奈の唇を割って舌を差し入れた。


これから会社に帰って仕事なのに…



既に気分はオフタイム。


仕事にならない。



このまま留奈を感じたい・・・





そんな不埒なキモチが溢れた。