封書の中身を見て、留奈の顔から血の気は引く。



「…隣の男は誰だ?」


「彼は哲さんの・・・」



「哲?」


哲とこの若い男がどうして関係あるのか?
俺には全く結びつかない。



「彼は佐久間郁弥…哲さんのお気に入りのホストです」



「ハァ!?」



「一度、店に哲さんと行って…教習所で再会したと言うか…」



「留、留奈お前…俺に黙ってホストクラブに行ったのか?」



「ゴ、ゴメンなさい・・・」