今日は朝から、教習所の技能と学科教習を受ける。


二人の子供のお迎えは哲さんにお任せ。


学科教習の為、講義室に入った。
日当たりのいい窓際の空席に座り込む。



「!?」


前の席の男性は顔を突っ伏せてお昼寝中。



無造作に机に置かれた彼のケータイのアラームが鳴り始める。



「もう~おわりか…」



彼は顔を上げて、頭を起こした。



「あっ!?」



男性は佐久間君だった!?



「・・・桐生さん?」