「もう2年も経つんだね・・・」

私はぼそっと呟いた。

もうって言うのは、あの妊娠が分かった

日から。

子供は無事に産まれて、お母さんも

祝福してくれた。

ひとつの命が誕生した時、私は思わず

号泣した。

うまれたのは、男の子だったんだ!

亮、男が欲しいっていってたよね?

名前は、亮が生きてた時のことを

思い出しながらつけたよ。

『子供が産まれたら、好かれる人に

なって欲しいな!!』
 
『やだ、もう子供の話ぃ?』