A☆New☆彡Holiday!!

「舞花。」 

呼ぶ声は苦しいほど甘い。
その甘さに惹かれて寄っていく自分は
さしずめ花を蜜を求める蜜蜂のようだと
自分を例えた。

(花の蜜を集めるのに一生懸命な蜜蜂か…。)

朝陽のことは、2年間アルバイトをしているが、
ずっと好きになることなんてできない位
雲の上の存在だと思っていた。

蜜蜂のように花に憧れるだけだと思っていた
舞花にとって今の関係は『奇跡』としか
言いようがなかった。

『奇跡』や『夢』はいつ終わるか
分からない
危うさを兼ね揃えている。そんな刹那の気持ちを感じていた。

「何、考えてたんだ…。
腹でも減ったか?」