A☆New☆彡Holiday!!

一度身体の関係を結ぶと、どうしてこんなにも
わけの分からない感情を持ってしまうのか。

『愛』したいけど『愛』ではない。
『愛』するほど朝陽を知らないからだ。

でも、『恋』ならばこれからできる可能性が
高いのかもしれない。
舞花はそう思ってしまった。

朝陽に『恋』をしたくなってしまったのだ。

(朝陽さんに恋人がいても、良い。
『特別』な存在になりたい…。)

そして、舞花は少しだけ勇気を出して
自分から朝陽にギュッと抱きついた。

「朝陽さん…。
代返代、きっとランチ一回分か
ビール1杯分だから、その時は協力して
下さいね。」

と耳元で囁いた。

(でも、自分から好きだなんて絶対
言えない…。)

言って近くにいられなくなるなら、今はまだ
崩れそうに脆い関係のままでいたいと舞花は
思った。

「そんな、魂胆か…。まぁいいぜ。
大人は多少の余裕はあるんだ。」