(フクテンが気が付かないうちに
帰ろう。)

気が付いたら絶対に面倒な事になる。
そんな危機感を覚えながらそっと
ベッド出て上着を着ようとした瞬間

Ru Ru Ru

(げっ!!!)

舞花の携帯のメール音が響いた。

(どこっ!?どこなのっ!!)

Ru Ru Ru

携帯が見当たらず響くメール音に、
舞花は焦りながら携帯を探した。


「探し物はココだ。」

眠そうな目を擦りながら朝陽が舞花の
携帯が置いてある方向を指で示した。

「あった!!
ありがとうございました。

…でわっ!!」