「ほら、水飲めるか。」

腰痛で動けなくなっている舞花を抱き起こし
朝陽はミネラルウォーターを持ってきてくれた。

「口移しで飲ませてやろうか?」

「けっこうです!!!」

断固拒否し、水を奪い取るように飲んだ。
そうは言っても、腰が痛くシャワーを一人で
浴びれる状態ではなかったので

朝陽に担がれるようにして一緒にお風呂に入った。

「あんまり、見ないで下さいよ!!!」

「何のために入浴剤を入れたと思ってんだよ。
乳白色で何にも見えねぇだろ!!」

親切心で風呂に入れてやってるんだと言う風に
朝陽は心外そうな顔をした。

「でも、お前胸はでかいよな…。」

バスタブを出て、身体を洗っている舞花を
朝陽はじぃっと見ていた。

「エロオヤジ!!」

「男は皆エロなんです。」