朝陽に紹介され、舞花は心臓が飛び出そうなほど
緊張していたが何とか会釈し

「佐田 舞花と申します。
いつも朝陽さんにはお世話になっております。

これからよろしくお願いします。」

うまく、いったかな…。)

何て考えながら元の体制へ戻ろうとした時、
体制を崩し、ふらついてしまった。

「大丈夫?」

舞花は知らない女性に腕を引かれて
がっちり身体を支えてもらっていた。

(あ~情けない。穴があったら入りたい。)

「す、すみません。
ありがとうございます。」

助けてもらった女性にお礼を言いながら
改めて顔を見てみると、
どこかで見たことのある女性だった。