翌朝、目を覚まして驚いた。 体中が痛くて、だるい。 何だこれは。 昨日の記憶を辿ってみるが、全く検討がつかない。 ふと、袖を捲り上げると、そこには無数の噛み痕が痛々しく残っている。 どうやら、この痛みの原因はこれのようだ。 体の至る所にその痕はあり、血が滲みあがっている。 「まさか…」