「タケシがロボットは転んだら体に傷が付くから絶対転ぶなよって前美香にいってたから、怪我したことないんじゃないかと。」
「なるほど…さすがタケシさん…」
と、感心しているひまはない!
「このあとどうやって美香に伝えるんですか?」
「え?そんなの普通に」
「普通に?」
「ただいまもどりました」
玄関から女の子の声がした。
「あ、帰ってきました」
「えっ!もうっ!?」
「もうすぐ高校入試なので、高校で4時間受けたらかえってくるんです。」
「あちゃー…そーゆうの早くいってほしかったです…」
私は小声で言った。
「あれ?お客様?」
「あ、えっと…私は…」
私が自己紹介しようとしたとき。
「美香、あなた自分がなんだと思っていますか」
マリアがじーっと美香を見ながら聞いた。
私もじーと美香を見た。
「それはどういうことでしょうか。」
「あなたは自分のことをどう思ってるのか、人なのかロボットなのか動物なのか。それが知りたいんです」
「あたしは」
「ロボットです」
