美香は不思議そうだった。
「これはロボットの場合。」
「ロボットは機械だから、切ったって部品しか見えない。でも」
私は自分の腕にカッターを当てて、軽くひっかけた。
赤い血がにじんだ。
美香は驚いたように私の腕を見つめた。
状況が理解できていないようだった。
「こ、これはなに?」
「これは、血。」
「血?」
「そうよ、体を作ってる液体。この血がないと人間も動物も生きていけない。人間でこの血が流れてない人はいないのよ」
「なるほど、つまり、血、が流れてたら人間で、血が流れてなかったらロボット……」
「そうね、ざっくり言えば、そうかもしれない。」
