「奈々さんは人間ですか」 地球行きの特急列車の中で美香が私を見て言った 「そうよ」 「証拠はありますか」 「証拠?」 「はい」 「一応聞くけど…なんの?」 「あなたが人間であるという証拠です」 人間であるという証拠… 「それって私を疑ってるの?」 「はい」 「人間とロボットなんて見た目は一緒です」 「まぁ…そうだわね、じゃあ…一つ聞いてもいい?」 「なんでしょう」 「美香はどんなことが人間であるという証拠だと思ってる?」