「調子こいてんじゃねえよ!!!」


ーーーガシャンッッ!!


私は胸ぐらを掴まれ、思いっきりフェンスに叩きつけられた。

そして私の胸ぐらを掴んだまま反対の手を大きく後ろに引いた。


ぶたれるっっ!!!


私は目をギュッと強く瞑った。




「何やってんの?」


この声…まさか…


目を開けると、桜井先輩がズボンのポケットに両手を入れて数メートル離れて立っていた。


「先…輩…」


どうして…

…来て、くれたの…?