「あなた清水恭介君の幼馴染なんだってね。どうせマネージャーになったのも清水君目当てなんじゃないの?もう付き合ってるなんて言わないよね?」

「違います!恭介とは幼馴染だし応援してるけど、そういう関係じゃありません」


私が震える声で反論すると、他の4人が畳み掛けるように罵声を浴びせてくる。


「どっちだっていいのよ!!辞めなさいよ!」

「マネージャーやりたい子たくさんいるのに皆我慢してんだよ」

「清水君好きな子に申し訳ないと思わないわけ!?」

「何とか言いなさいよ」


私は先輩達にジリジリと追い込まれ、背中にフェンスが当たった。

私はごくっと息を呑む。


「…辞めません。私は絶対に辞めません!」


今も鬼のように睨んでくる真ん中の先輩の目を見てハッキリ答えた。