学校の花壇の花は今日も太陽の光を浴びてのびのびと元気に咲いている。 桜の季節が終わった。 ついこの間まで敷き詰められていた桜の絨毯は、気が付いたら姿を消していた。 もうすぐ、梅雨の季節が来る。 あの後学校に戻って練習試合の準備をしながら、若菜先輩にさっきの話をした。 「先輩が楽しそうにサッカー教えてたんです。その姿が中学の頃のままで、なんだか嬉しくて」 若菜先輩はほっとしたように微笑み、頷きながら聞いてくれた。 「奏人の話?」 水道で洗濯をしていると小野田先輩と恭介が来た。