公園は散歩中の老夫婦やバドミントンをしてる親子、遊具で遊ぶ子供達で賑わっている。

私はその様子を横目に、サッカー広場へ急いだ。

気持ちが焦り、自然と早足になる。


広場では数人の小学生が元気良くサッカーの練習をしていた。

その中に頭一つ飛び出して、子供達と大きな口を開けて笑いながら瞳を輝かせてる先輩を見つけた。

久しぶりに見た先輩の輝いてる姿に目が釘付けになる。

胸が破裂しそうなぐらいドキドキして、顔が熱い…


私は、あのキラキラ光る先輩が好きだった。

誰よりも生き生きしてて、惹きつけられる。


先輩は「ちょっと休憩な」と言って、荷物の置いてあるベンチに腰掛けた。



「ここでサッカー教えてるんですか?」


勢いよくこちらに振り向いた先輩は、目を大きく見開いた。