さくら色 〜好きです、先輩〜


私は先輩の胸をドンドン叩いて何とか腕の中から抜け出した。

先輩はニヤニヤと意地悪そうな笑みを浮かべていた。


空にはもう円形の虹は何処にも見当たらなかった。

あの不思議な七色の虹が願いを叶えてくれたのかな…


私は空に向かって心の中で「ありがとう」って呟いた。

今日のこのキラキラ輝いた空を私は一生忘れないと思う。



後日、学校でサッカー部の祝賀会兼三年生送別会が開かれる事になった。

今日で三年生は引退する…


祝賀会はとても盛り上がった。

先生達やサッカー部OBなど沢山の人が集まって全国制覇を喜び合った。

先輩達から後輩に向けて送られた言葉は私の涙腺を刺激した。