さくら色 〜好きです、先輩〜


佐々木君が胸ぐらを掴む先生の腕を強く掴むと、先生は苦痛で顔を歪ませた。


「香緒里は俺の女だ!!これ以上傷付けたらただじゃおかない!!」


俺の女?

佐々木君と香緒里ちゃんは付き合ってたの…?


未だドアの所で佇んでいる里美も驚いた様子で目を見開いていた。



ーーーーーバタバタバタ!


「板橋先生!何やってるんですか!?」

「あなた大丈夫!?」


視聴覚室に飛び込んで来た小林先生は板橋先生を佐々木君の上から引き摺り下ろし、藤田先生は香緒里ちゃんに駆け寄った。


「板橋先生、説明して下さい!」

「これ…は…」


板橋先生にさっきまでの勢いはなく、震えているように見える。


「先生、俺から説明させて下さい」


佐々木君は興奮状態の自分を落ち着かせるように軽く深呼吸して一部始終を話始めた。