さくら色 〜好きです、先輩〜


国立で優勝することは俺の小さい頃からの夢だった。

でもあの事件で夢を諦めてサッカーも辞めようとした。

そんな時葵が俺を救ってくれたんだ。

俺は葵のお陰でまた夢を見る事が出来た。

だけどインターハイで夏樹と再会して、殻に籠っていた無駄な時間を悔いた。

確かにあの試合の夏樹のやり方は許せない。

でも夏樹はかなり実力を着けていた。

このままだと今の俺には夏樹に勝てない。


俺はあの事件と決着をつける為に、

前の学校の仲間の想いを無駄にしない為に、

そして皆と一緒に夢を叶える為に、

夏樹に負けるわけにはいかないんだ。