*里美side*
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今流行りの曲が鳴り、携帯のランプが虹色に点滅した。
私は携帯を開き、手慣れた手付きでメールの受信BOXを開いた。
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差出人 : 西原 葵
件名 : RE:
本文: 今、家の前にいるんだけど出てこれる?
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時計を見ると短針が22時を指そうとしている。
私は階段を駆け下り、家のドアを勢いよく開けた。
「っっ!!葵!!」
葵の目からは大粒の涙が溢れ頬を伝い服を濡らしていた。
「どうしたの!?何があったの?」
「ヒック…こんな遅くにごめんね…」
「とりあえず中で話そ?」
私は葵の肩を支えながら家の中に入った。

