『閉会式を始めます。体育館に整列して下さい』 放送が流れ、まだ盛り上がりを見せていた生徒がぞくぞくと体育館へ向い始めた。 「時間だしとりあえずまた今度な?」 「先輩…」 「何そんな不安そうな顔してんだよ。大丈夫だから、な?」 先輩はそう言って私の頭をぽんぽんと軽く叩いた。 私って何でこんなに単純なんだろう… 今ので不安な気持ちなんて何処かへ行ってしまった。 それどころか胸の奥がポカポカに暖かくなって凄く幸せな気持ちになった。 大丈夫だよね… 先輩を信じよう。