「てぇことでだ、都瑠茅。ちょいとここ訳してみ。」
「はい。あばよ、昨日までのオレ。あばよ、オレは我が道を歩む。もう十分汗をかいて泪を流し、血を流してきた。オレは自分らしく毎日を生きるんだ!空に触れたい、翼広げ飛び立ちたい、遊びなんかじゃあないから毎日を生きるんだ!」
「ん~ナイス!さすがだぜ都瑠茅!」
お、やるじゃん恵里菜。
「んじゃあエリー、次ここ訳してみ?」
え?私もやるの?別人格なのに
「あ、間違えた。天螺味だった」
間違えんな先生のアホ!
「てゆーかエリーって都瑠茅?恵里菜だし。」
「けど生徒をいきなしニックネームとか」
「まあ羽乳先生ならやりかねんし」
ザワ・・・ザワ・・・
んも~、先生のアホ!
「あの~、もう訳しちゃって大丈夫?」
「と、そうだな!やってもらおうか!」
「は~い。虎の目をしたヤツらとのスリルのある闘い,ライバルたちの挑戦に恐れず立ち向かう!暗闇に紛れ最後の生き残りを狙うヤツ!ヤツは虎視眈々とオレ達を見てやがる!」
「ん~、GOOD!よくできたな!しかしロックの歌詞を載せるとかこの教科書も大したもんだなぁ!」
た、確かに!
ちゅーかどんだけここロック好きなんだろうね・・・
だねー。しかしもう数週間か・・・早いね
だねー、あの闘いがあったなんて、今思うと
「おーい都瑠茅、なあにボケーってしてんだ?」
スパン
せ、先生?
「悩みか?悩みなら授業後来な。」
悩みねえ・・・なーんかちょいと違うかなー
「悩みはないよん?」
「そ、そーか、そんならいいが」
そ、なやみなんてない!ただ
ただ?
変なモヤモヤがあったりするんだ。
モヤモヤって恵里菜・・・まさかまた新しい何かが攻めてくるって?思ってない?先週ぐらいからこれだけど。けどまあ恵里菜勘だけは鋭いからねぇ
だけはってエリー・・・