ただいまー
心の中でそうつぶやいた。
パリーん
まただ…
「どうしていつもそうなのよ」
「だから言ってんじゃねーかよ」
もぅこんな日常が当たり前になってるこの家が、この家族が大嫌いだった。


山田楓わ、高校1年生にして人生に嫌気がさしてるの。
恋愛も学校も親も自分ももぅどーでもいい。
髪色わ世の中で言うでわ金髪と呼ばれる色。
週4出勤のキャバクラ。遊びも必要じゃん?だから週4回ってわけ(笑)
まぁ言い訳か…
出勤の日に筋盛りとかしてもぅ髪の毛もいたみまくり。髪の毛が痛いよーって叫んでる
さらさらヘアーの女子に憧れるわ(笑)
そんな事を考えてた時、キャバクラで一緒に仕事してる瑞希ちゃんから連絡が来て明日は出勤の日じゃないけど人数が足りないとの理由で出勤する事になった

もぅ寝るか

その日夢見たんだ…
ねぇ行かないで。行かないで!
待って…
どんなに叫んでも振り返ってくれない知らない人。
どんなに追いかけても追いかけても届かないの…
どこにも行かないで…
ねぇ待って…どこにも行かないで。

って必死に叫んでた…


「いやーんもぅそんな冗談~もぅ気分がよくなってきたからもっと呑みたーい~。」
あーこの仕事も疲れるわ。
こんなおっさんにほめられても嬉しくないし…
なんて考えてたら何時の間にか閉店の時間じゃん

「ありがとうございました..,」
客が帰ったのを確認したらいつものあれがはじまった
「1番席の大塚さん加齢臭やばかったー」
「5番席の武田さんもだよ~
それにボディタッチ半端ないし」

愚痴大会~