『本当ね。三日月が綺麗』 『そうだな、俺は満月の方が好きだけど』 『私は三日月派ね。まぁこれも個性よ』 『まぁそうだな』 『あの月は、ずっと、ずーっと昔の月なのよね。 なんかそんな感じで中学の理科の先生が言ってた気がする』 『あぁ。言ってたなそんな事』 『今日の月はまたずーっと先の未来の人達が見るのよね』 『まぁそうだな。まぁ俺達は死んでるだろうけど』 『死んでるって…』