"チュッ"

リップ音と共に
驚いて目を見開いた少女

頬を真っ赤にさせて
オロオロしている姿が何とも可愛らしい
そんな姿に笑いをこらえながら
俺は極上の笑みを浮かべて


「貴方を下さい」

と言うと少女はかなり動揺していた

「わ、私ですか」

「今すぐにとは言わないけれど
後で向かいに行くよ、じゃあまた」

これ以上いると少女を奪ってしまいそうで
怖じ気付いた俺は逃げたのだった