"チュッ" 彼は強引に私を引っ張ってキスをした!? リップ音と共に 驚きで目を見開きオロオロするしかない "一体なんなのこの人" 彼は極上の笑みを浮かべて 更に言った一言 「貴方を下さい」 猛烈な一言にいきなりすぎて動揺を隠せず 「わ、私ですか」 「今すぐにとは言わないけれど 後で向かいに行くよ、じゃあまた」 「ちょっ…」 私の話も聞かずに行ってしまった彼 "お互いに名前も知らないし、大丈夫よね" と心で呟いて舞踏会を後にした