龍王と純情お姫様。

俺のせいでコイツがこんなになるなんて…


何で呼び出されて行くんだよ。



バカ女…




とりあえず、家に帰った。



こんな髪じゃクレハも辛いだろうから



リビングのソファーで
隣に座る。



「なあクレハ、何で
呼び出されて行ったんだよ…」



「なんか負けたくなかったから。」




え…。



「私、気付いたの。
日向と別れろって言われた時、素直に別れたくないって思った。」



今までにないくらい
はっきり言う。



ひどい目に合った奴とは
思えないくらい…



「別れたくないって
こんな目に合ってもか?」



「うん…//」



今度は顔が真っ赤になった。



「それって…」



「もうすぐ2週間だね。」



「あぁ…」



「日向…私好きだよ…」




マジで…?




今の聞き間違いじゃねえよな…




酷い目に会わせてなんだけど…


今すっげえキスしたい…



可愛いすぎる…