龍王と純情お姫様。

放課後。


「そ…総長の女になったあ!?」


「はい…一応。」


日向に連れて来られた
倉庫。


龍王の皆さんに会うのは
久しぶりだ。



「一応って何だよ。
総長、まさか遊びで…

「バーカ。
んなんじゃねえ。とにかくクレハは俺のだからって報告。」


「日向は独占欲の塊だな~」


「るっせえよ…。
クレハに近づくなよ。
ほら離れろ~」


「はいはい。わかりましたよ…。クレハ~総長にいじめられたらいつでも俺が貰ってあげるからな~」


青い目の人はいつも私に優しい。



日向は…機嫌が悪そう…




「クレハちゃん日向はマジだよ。
愛されてるね~」



「愛されてる…のか。」



何故か嬉しく感じた。