「総長!お疲れっす。
つうか誰っすか?ソイツ…」


「知らん。」

こんな根暗な女知らねえ。


「だ~から、
女の子には優しくだよ。日向。」



別にいたって優しいぞ
俺は。



ソファーに座る女は
びくびくして、挙動不審…


なんだコイツ…



「別に。とってくやしねえからびびんなよ。」


「日向が、恐いんだよ。
女の扱いえぐいからお前は。」


俺がわりいのかよ!





「で、お前俺ん家にすむっつった?」


「はい。」


「何でだ?」


「両親がアメリカにいっちゃいまして、、理事長が面倒見てくださるみたいで…
すみません…」


お袋…

よりによって…こんな根暗女を…



「それでキミ名前はなんてゆーの?」



「守屋クレハです。」


守屋…クレハ。


こんな奴いたか?



知らねーなー


「クレハちゃんは、
何で此処にいたの?」


「理事長が、仕事が遅くなるから家まで日向さんに連れていってもらって。と言われて、ここの場所を教えてもらいました。なんかスミマセン…」



お袋の奴…


「ったく…面どくせえな。」



「スミマセン…」



「いちいち謝らんでいい。」


なんかコイツ…よわっちいな。



いちいちびくびくしすぎなんだ。