龍王と純情お姫様。

「さ~て、寛人行くよ。」

「何、絵理俺と2人きりになりたいの?」


「バカじゃないの?
空気読みなさいよ…
クレハ、さっきの事聞いてみなよ~」


そう言って、絵理と寛人さんは出ていった。


2人にしないでよ~


『さっきの事』

あのギャルさん達の事…



日向は、絵理たちがいなくなると私の膝に頭を乗せ横になった。


「ちょっ//何するの~」


「枕かせ…。
やっべ~これマジいいわ…」


なんか恥ずかしいんだけれど…


目をつぶりコロコロする日向。


暴走族さんが犬みたい…


なんか可愛いな。



「日向…」


「ん~。」


「日向はギャルさんと
体の関係を持ってるの?」

私がいきなり聞くもんだから日向は目を見開いた…



「ギャルさんが、
私の日向とらないでって。私以外にも関係あるんだね…」



「お前以外興味ねえから。そりゃ…前までは女は使えりゃ良かった。けど、最近やる気も起こらねえし、
お前じゃなきゃダメなんだよ…。」



お前じゃなきゃダメなんだよ…


真剣にそう言われ…
なんだか安心した。



「っつうかさ、
お前嫉妬してんの?」



いつのまにか体を起こし…


目の前に日向の顔があった。



「嫉妬…なんかじゃないもん…」


「俺に惚れたか?」


「惚れないもん…//」


「ふ~ん。早く惚れろよ~」


クイッと口角があがり、
日向のキスが降ってきた…


「ん~っっ!!」


唾むように何度も何度も
角度を変えられる…


無理矢理なのに…嫌じゃない…



何で…。



むしろ…日向のペースに完全に飲み込まれてる…



「クレハちゃん…顔エロ…」


「///バカ日向…」


もうっ!