龍王と純情お姫様。

昼休み

「クレハ。行くぞ。」

「絵理~行くよ~」


日向と寛人さんがやって来た。



私が戸惑っていると
強引に腕を捕まれ連れ出された。



「寛人~私行くなんて言ってない。」


「言っただろ~?
諦めないって~」


寛人さんも絵理を無理矢理つれついく。



強引なふたりだ。


寛人さんは、絵理に本気なんだと思う。



手を繋がれる私と絵理。



う~周りの視線が痛いな…




日向専用だと言う、
空き教室に来た。



「何でソファーがあるの?」


「日向が学校でイチャイチャするため~」



イチャイチャ…


学校でも、いやらしい事してるの?


ムカっ


変態日向め…



「寛人!余計な事言うんじゃねーよ。」


「日向のバカ…」



日向は私が本当に好きなんだろうか…


なんだかモヤモヤする。




何でだろうか。



お弁当を広げ黙々と食べる。


「クレハの弁当はうめ~よな~」


「何、愛妻弁当?
いいなあ~絵理、俺のも作ってほしいな~」



「何で私が作らなきゃいけないのよ~」



「絵理が好きだからだよ。」


甘い言葉に絵理の顔が赤くなってる。


寛人さん断られたのに、めげないんだな~