クレハ


あれから、絵里とよく遊ぶ。


今日は、ショッピングモールに寄り道してるの。


こんな些細な事が
私にとっては大きな事で…

楽しくて仕方がない。


今はカフェに入って
休憩中です。


「クレハ、ちょっとトイレ行ってくるね。」


「いってらっしゃい~」


「いい!?変な奴にナンパされても相手にしちゃだめだかんね?」



「わかってる~」


釘をさされ、1人で
絵理を待つ。


そんな時…


金髪、茶髪、
日向達みたいな格好の人が席に座ってきた…



だけど絵理に言われたから無視して席を立とうとした…


「おっと逃げんなよ…」


隣の人に、ガシッと腕を捕まれ動けない…


なんなの?



「貴方方は誰ですか?」


「龍王のメンバー。
知ってる?」

なんて言われたもんだから
すっかり信じてしまった。



「あの、何ですか?」


「ちょっと暇潰し付き合ってよ。」


龍王の人たちは優しいから別にいいんだけど…


「友達がいるから。」


そう言ったのに…


茶髪の人が立ち上がらせ
グイッと引っ張った…



「断るのは良くないよ~。」


「ちょっと!何するの?」



「遊ぶだけだって~」



そう言って、無理矢理つれてかれた…



荷物も携帯も絵理も置いて…



この人たち…



誰なの?