龍王と純情お姫様。

日向


「今日さクレハ連れていくから。」

只今、寛人と電話している。…


「珍しいね?
日向が女を連れてくるなんて。まさか気に入ったとか?」



「んなんじゃねえ!
社会勉強させんの!」



「へえ~。
ま、俺は女なら誰でも歓迎しちゃうけどね~」


チャラっ


まあいいか。


俺は、クレハに見せたくて…


いろんな世界を。



いろんなもん背負って生きてるやつが
他にもいるって事を…



別にアイツを変えてやろうなんて思わねえよ?


ただ…



なんとなくだ!