龍王と純情お姫様。

それからしばらくして、


夏月さんは帰った。


「ママー見て!
クレハちゃんイメチェン~」


「ちょっと!お姫様みたいじゃない~ヤバっ。写メとっていい?」


なんてあげはさんに言われて、なんとも言えない気持ちになる…

「ヤッベ!
お前…クレハかよ?」


わ~またパンツ一丁の
仁さん…



いつも目のやり場に困る…



なんか…


皆優しい…。


何でこんなにすんなり
心に入ってくるんだろうか…



夏月さんは、
帰り際…なんかあったら
お姉さまに任せなさい♪

なんていってくれて…



翼ちゃんや桜ちゃんは
私になついてくれて…



まだ会って間もないのに
どうしてこんなに安心するんだろうか…



私が迷惑じゃないのかな…



だって、私なんて他人なのに…
家族みたいに接してくれている…