皐月くんの部屋を覗くと、

みーつけた。


眼鏡かけてパソコンしてるまさくん。



「こら、翼。
覗き見するな。」

「皐月くんバレた?」

覗いてたら、皐月くんに
見つかっちゃった。



「足音でわかった。
雅彦に会いに来たんか?」

「うん。」


「翼は雅彦に妙になついてんな~。
まさか好きとか言わねえよな?」


その通りだけど…


「そんな訳ないでしょ?」

隠さなきゃ。


「ふ~ん。
ま、いっか。雅彦~翼だぞ~」



「お~チビ。来たんか~」

まさくんは、ほっぺたスリスリしてくる。


「む~チビじゃない!!」


まさくんわかってない!



こおやって、触れられるたびに心臓が爆発しそうになる。



チビって言われるたび
チクリと痛む。



まさくんにとって私は
ただの子供でしかないんだ